【小児歯科】子どもの正しいブラッシング ～乳児から6歳児まで～
乳歯が生えはじめたら歯みがき開始のサインです
お子様の歯の健康を守るには毎日のブラッシングが欠かせません。こちらでは、乳歯が生えはじめた乳児から6歳児までの、正しいブラッシング方法を京都市北区の歯医者「まつもと歯科クリニック」がご紹介します。お子様の健やかな成長のためには、親御様のサポートが大切ですので、ぜひ実践してみてください。
◆乳歯が生えはじめたら歯みがき開始の合図です
乳歯が生えはじめるのは生後6カ月ごろで、一般的には下の前歯が最初に生えてきます。最初の乳歯が生えてきたら、歯みがき開始のサインです。歯を綿棒やガーゼなどでお掃除してあげましょう。乳歯が半分以上生えたら、歯ブラシを使った本格的な歯みがきのスタート。最初は歯みがき粉などを使わず、水を付けてやさしくみがいてあげてください。
◆乳歯が生えそろったら、ブラッシングに慣らすタイミングです
離乳食が終わる1歳ごろにはある程度乳歯が生え、3歳ごろには乳歯が生えそろいます。乳歯のむし歯は永久歯にも影響するので、できるだけ早くブラッシングを習慣づけてお口を清潔に保つことが大切です。
最初はブラッシングを嫌がることもあるかと思いますが、「朝昼晩の食事後」「お風呂に入った後」など、毎日時間を決めて歯みがきをすることで慣れることが肝心。最初のうちは親御様が磨いてあげて、ブラッシングの方法を教えてあげましょう。慣れてくれば、興味を持って自分で歯ブラシを持つようになってくるものです。お母様とお父様が交代でみがいてあげれば、お子様とのスキンシップにもつながります。
◆6歳臼歯が生えるまでは仕上げみがきを忘れずに
「6歳臼歯」は最初に生えてくる永久歯のことで、6歳ごろに生えくる奥歯です。この6歳臼歯は溝が深く、むし歯になりやすいことが特徴。そこで6歳臼歯が完全に生えるくらい、具体的には小学校に入学するまでは親御様が歯みがきのチェックをしてあげましょう。小さなお子様は自分できれいにブラッシングできないので、親御様による仕上げみがきも必要です。
乳歯の奥の方が膨らみ、白い小さな歯が見えてきたら6歳臼歯が生えるはじめるサイン。6歳臼歯は完全に生えるまで咬む機能がなく、プラーク（歯垢）が溜まりやすいので、歯みがきチェック＆仕上げみがきで清潔に保ちましょう。6歳臼歯のむし歯予防には、歯の溝をレジンで埋めるシーラントも有効です。6歳臼歯が生えると、いよいよ乳歯は永久歯に生え替わりはじめます。
